2008年11月16日日曜日

朝・日友好尼崎朝鮮初中級学校愛校祭2008「チャル チャララフェスタ」



朝・日友好尼崎朝鮮初中級学校愛校祭2008「チャル チャララフェスタ」
11月9日(日)、8時50分~、
尼崎朝鮮初中級学校(JR「立花」駅から徒歩10分)。
入場無料。
公開授業、チャリティーバザー、文化公演、抽選会など。

朝鮮学校の愛校祭には「伊丹マダン」のあとに行きましたが午後3時ぐらいになってしまい。
着いて直ぐに終了してしまい残念ながら何も見れませんでしたが何人かの知り合いに挨拶出来たので幸いです。

第13回伊丹マダン

多文化共生、出会いのひろば
第13回伊丹マダン
開催日 :2008/11/9
時間 :11時から15時(雨天決行)
場所 :伊丹市立伊丹小学校
主催 :伊丹マダン実行委員会・伊丹市
後援 :伊丹市教育委員会
問合せ先 :伊丹市国際・平和課
電話 :072-784-8148



舞踊、楽器演奏、ダンスなどの楽しい舞台と、民族料理の屋台や、子どもフリーマーケット。
また今年は、遊びの広場が体育館内に移動、同時に「中村地区と私たち〜伊丹空港建設から集団移転まで〜」の写真展も開催されてました。遊びの広場の一部は運動場にもありました。体育館に入ってしまうとメインステージを楽しめないので元通り遊びの広場は運動場に戻したほうがいいのではないかと感じた。

「済州島四・三事件」の私


「済州島四・三事件」の私
講師:金時鐘さん(詩人)
神戸学生青年センター/朝鮮史セミナー













南北分断への反発と4・3事件の勃発

植民地からの解放後、北緯38度線の北側をソ連、南側を米軍が統治した。
北では抗日パルチザン出身の金日成が親ソ政権を、南では独立運動出身の李承晩が親米政権を立てる。
南北分断を避けようとする様々な運動が起きていた。
1947年3月1日、済州島で「3・1独立運動」の記念式典の後、参加者らがそのまま南北分断に反対する
デモを始めた。
このデモ隊に、陸地(韓国本土)から派遣されていた米軍政下の警察隊が発砲。十数人の死者が出た。
警察隊には「済州島はアカの島」という偏見があり、済州警察への不信感もあった。
このとき警察が、陸地での過剰な左翼運動取締りを済州島にも持ち込んだ。
この日が4・3事件の始まりとされている。
3・1虐殺に反発する済州島の官公庁・企業は一斉にゼネストに入り、米軍政はこれを徹底弾圧。
2000人の検挙者を出した。この頃から、北朝鮮から逃げてきた右翼たちで構成する「西北青年団」などの
極右・反共集団が済州島に入り始めた。彼らは法的拘束を持たず残虐非道なアカ狩りを始めた。

一方、アメリカの影響下にある国連は全朝鮮での選挙実施を決めるが北側はこれを拒否。
南朝鮮での単独選挙実施となり、南北分断は避けられない事態となった。
南朝鮮労働党など3・1事件で過激化した済州島の左派グループはこの選挙への反対活動を始める。


4・3蜂起と焦土化作戦

1948年4月3日、選挙無効などを叫ぶ武装隊が蜂起し、警察署などを襲う。
米軍政下の陸地から来た警察や西北青年団など右翼団体は、これを弾圧。抗争が始まった。
軍警は武装隊に関与する住民も虐殺していった。
村々は、昼は軍警、夜はパルチザンに支配される状況となり、抗争は住民を巻き込んで複雑化していった。
結局、5月10日の南側単独選挙は済州島だけで無効選挙となった。
李承晩は、済州島を焼き払えと命じたとされる。

同年8月15日に大韓民国が成立する。
しかし創設された韓国軍は米軍の指揮下にあった。
韓国軍は済州島の焦土化作戦を決行、敵性地区とされた中山間部の村々を焼き、年寄り、女性、子どもも見境いなく殺戮していった。
難を逃れて山に入った人も、武装隊と見なされて殺され、成年男子の多くも連行され殺された。

金時鐘先生の体験談に心が振るえ目頭が熱くなりました。貴重な話しありがとうございました。

2008年11月3日月曜日


12回 たからづか民族まつり
「よっといで 見においで-ともに生きようこの街で-」
11月2日(日)11:00~15:00
場所;宝塚市立良元小学校校庭 入場無料 
主催:たからづか民族まつり実行委員会


12回目で初めての参加です。
秋晴れの爽やかな最高の日和。
この日は西から東はりまマダン・明石朝鮮初級学校でのチャリティーフェスタ2008.・西神戸朝鮮初級学校での愛校祭・大阪四天王寺ワッソ・京都東九条マダンとわたしの知る限りでは六つのマダン(まつり)が一斉に開催され、どこに行くか迷った末の選択でこの“たからづか民族まつり”に決めたのは全国でもっとも今年注目された2008年3月に日本の自治体としては初めて“日本軍『慰安婦』問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書”を宝塚市議会が全会一致で採択意見書を提出したその地でのまつりをこの目で見たいと思ったからです。
校庭の一角を使ってのこじんまりした感じでしたが体育館も使いパネル展示するなど屋内外をうまく使ってました。
体育館では宝塚における朝鮮人の足跡が分かるパネル展示や今は無い宝塚朝鮮学校の足跡・・・。
日本軍『慰安婦』問題に関する展示がありましたがここには水曜行動で使われている横断幕もありました。この横断幕は屋外の目立つところに掲げたほうが良かったのではないかと少し残念に思いました。
また、伊丹朝鮮初級学校の生徒たちによる演技はとても小学生とは思えないようなすばらしいレベルで感動しました。

2008年10月28日火曜日

知りたい 在日韓国人の本国国政選挙権~私たちにも1票がある


知りたい 在日韓国人の本国国政選挙権~私たちにも1票がある

■日時…2008年10月25日(土)午後2~5時(開場午後1時半)
■会場…大阪弁護士会館2階ホール
■参加費(資料代)…千円





■Ⅰ部…経過報告
○在日韓国人側(在日韓国人本国参政権連絡会議事務長)
○韓国側(同連絡会議 韓国連絡事務局代表)
■Ⅱ部…講演
○方勝柱(漢陽大学副教授・憲法学)
■Ⅲ部…パネルディスカッション
○文 京 洙(立命館大学教授)
○方勝柱(漢陽大学副教授・憲法学)
○白ピョンギュ(韓国オーマイニュース編集委員)
○林 範 夫(弁護士・在日韓国人本国参政権連絡会議執行委員)
コーディネート
○金シニョン(在日韓国人本国参政権連絡会議副議長)

主催;在日韓国人本国参政権連絡会議

昨年6月韓国憲法裁判所は海外に住む韓国籍を有する同胞の選挙権を住民登録がないことを理由に与えないのは違憲であるとし、今年の12月末日までに韓国の公職選挙法を改正するよう立法府に求める画期的な判断を下しました。次の韓国国会議員選挙(2012年4月)、韓国大統領選挙(2012年12月)には在日韓国人にも選挙権を行使できる歴史的な日が訪れることになります。
ところが、在外同胞にも本国国政選挙権の道が開かれたことについて現在、在日同胞社会においてはその事実すらほとんど知られていないのが現状です。
私たちは、この選挙権をより多くの同胞が活用し、また正しい選挙文化が普及・定着され健全な選挙が行なわれなければならないと考え、今年4月「在日韓国人本国参政権連絡会議」を発足させました。
今回のシンポジウムでは、10数年にわたって在日同胞の本国参政権獲得の問題に取り組んできたこの間の運動の経緯を報告するとともに、各界有識者及び韓国国会議員(出席依頼交渉中)も交え、このことの歴史的意義、課題、差し迫った法改正の行方などを議論していきたいと考えております。



参加者は約30名(スタッフ込み)と少し寂しい。
通訳が未経験者なのだろうかそれとも準備不足なのだろうか韓国語のわからない人は殆ど理解できなかっただろうと思う。
でも資料がしっかりしてたので 内容は把握できたのが救いでした。金信鏞さん本当にご苦労様でした。
まだ、韓国での法案の内容が不確定なので具体的な事柄が確定できないため焦点が絞れず多くの人に周知徹底するための行動は韓国での法案通過を待たなくてはなりません。法案通過後はなるべく早く行動しなければならないと思うのですがさまざまなシュチュエーションに対応した基本対策案がまだのようでした。
本国から忘れ去られた在日がこれで韓国国民として認められるというよりも同じ民族として認められるのだと思いたい。というのは講演をして下さった方勝柱先生が参加者からの質問の中の“棄民”という言葉に対し、“決して国家は国民を見捨てたりしない”という趣旨の話しをされたからです。民主主義とは民衆が国家を形成するのであって国家が民衆の上に立ってはならないと信じているから“決して国家は国民を見捨てたりしない”という趣旨の話しは受け入れられません。ここで言ってほしい言葉は“わが民族は同じ民族であるあなたたちをを見捨てたりしない”です。何も言わなかった質問者は納得したのでしょうか?
本筋とは何の関係もない事柄のようですが少なくともわたしはもっとも大事な事だと思ってます。“棄民”は国家の上にいる民衆に対する不満であり、この意識が今回の本国国政選挙権への漠然とした期待感を生み、この場に参加した動機でありこの漠然とした期待感がどこまで自分の思いと重なるのかを知りたくて参加したのではないかと今は考えてます。そして、韓国国政選挙権は私たちが同じ民族であるという事の証しであり第一歩でもあります。確実に実現するであろう統一された祖国での国政選挙権をもわたしは夢見ています。

2008年10月26日日曜日

第1回 『祖国と在日社会』


第1回 『祖国と在日社会』
私が経験した三度の解放-民族統一を考える
講師: 立命館大学教授 徐勝先生
(立命館大学コリア研究センター長)

1990年釈放されてまもなくの頃一度お会いした事がありましたが、あれから18年経っても民族に対する熱い気持ちは変わらないどころかますます磨きがかかったようで圧倒されました。

李明博政権にとっての失われた10年は民族にとっての平和統一への確実な歩みであり、今でも着実に歩みつづけている、そしてもう既に統一へ向けて歩き始めているのだというこの言葉にわが意を得た気持ちになった。
今の韓国の民衆が戦争しての統一を支持することは既にありえない事だし、このまま不安定な分断の現状を受け入れる事よりも少しずつではあるけれど統一に向かって進んで行く事をだれも拒みはしないだろうと思う。だとすれば統一はもう始まったとする考えは間違っていないと言えると思います。李明博政権になってからの後退りは次の大きな一歩を踏み出すための準備なのだと・・・。そう思うと元気が出て来ます。

独島・日本軍「慰安婦」・靖国 
今日はこの3つの事柄の内、独島と日本軍「慰安婦」については詳しく触れられなかったので次回、機会があればご高説を是非伺いたいと思います。

靖国問題・・・。靖国神社とは侵略戦争の首謀者と被害者を同じ神として祭る特異な神社であり、その目的は被害者への口封じの詭弁であるがため、例外なくその恩恵に浴する事が絶対的条件であるのだと思います。。であるがために分祀や名簿からの削除は決して認めることの出来ない要求として撥ね付けているのでしょう。
今日の講演で朝鮮人や台湾人は外国人なのにどうして合祀されるのかとの問いに当時日本人だったからとの返事が返ってきたといいます。ではどうして朝鮮人や台湾人は遺族年金などの戦後保障はされないかとの問いには今は日本人でないからと答えたといいます。前者は宗教で後者は政治という事で納得できる話しでしょうか?わたしには外国人だから保障する義務はないがその代わり神として祭ってやってるのに何が不満なのかと言われてるような気がしてとても腹立たしく感じるのですが・・・。今でも靖国神社では被害者を侵略戦争の首謀者の盾にして過去の侵略戦争を美化しています。日本人に人としての尊厳があるのならこのような詭弁をいつまでも許していてはならないのではないかと日本人は考えないのでしょうか?
最後に日本経済新聞が入手した富田氏のメモで昭和天皇の靖国参拝発言を紹介します。
昭和天皇が1988年、靖国神社のA級戦犯合祀に強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、当時の宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)に語っていた。

今日の講演で触れられなかった独島と日本軍「慰安婦」について簡単に紹介します。
独島(トクト)・・・。ただ大きな岩が二つ並んでる小さな岩礁と言ったほうがいいような島が今、取り合いになっている。国家と国家の意地の張り合い。互いの面子を掛けた争いに勝ち負けをつけると将来に大きな禍根を残しそうな怖い問題だと思っています。穏やかな方法での解決が出来る時まで結論はつけないでそっとしておく事は出来ないものでしょうかね。とはいっても私は在日とはいえ韓国人なので韓国人の側から作られた漫画を紹介します。”トクトヤサランヘ”という韓国で作成された漫画です。これを日本の方たちや母国語の出来ない在日韓国人にも見てもらおうと噴出し部分の台詞を日本語に置き換えた簡単な冊子を作成し配っています。
日本軍「慰安婦」問題・・・。最近、妻の影響で関わるようになりましたが、男尊女卑の長い歴史の中でこの問題を正しく理解してもらうには重くまた辛いテーマでもあります。
第二次大戦中の旧日本軍の「慰安婦」問題をめぐり、日本政府に公式謝罪などを求める決議案がアメリカやカナダ・オランダと世界を駆け巡り、日本では兵庫県の宝塚市でも、「日本軍『慰安婦』問題に対して日本政府に誠実な対応を求める請願」が採択されました。この事は大きな力となり活発な活動を支えています。といっても現実は厳しいです。どうか暖かいご支援をお願いします。

下記は連続講座の案内です。
本日はその第1回目です、

兵庫民族文化センター「特別講座」
受講料: 1,000円
場所: 兵庫ひまわり信用組合本店 5F講堂
     〒653-0841 
      兵庫県神戸市長田区松野通1-3-2
主催: 「兵庫民族文化センター」開設準備委員会

テーマ 2008年10月22日(水)
     第1回 『祖国と在日社会』
          講師: 立命館大学教授 徐勝先生
     2008年11月07日(金)
     第2回 『「創始改名」とは何だったか』
          講師: 京都大学教授 水野直樹先生
     2008年11月20日(木)
     第3回 『メタボ対策と健康』
          講師: 朝日診療所医師 姜京富先生

2008年10月21日火曜日

明石初級学校チャリティーフェスタ2008

11月2日(日)、明石初級学校運動場にて「明石初級学校チャリティーフェスタ2008」を開催いたします。例年の「愛校祭」を、理解・交流・共生をテーマにした「朝・日友好の集い」へと趣旨、内容ともに発展させた大イベントです。
 明石市内唯一の民族学校である明石朝鮮初級学校で「異文化交流」してませんか?